採用情報
入社前はどのようなことをしていましたか?
前職では化粧品OEMメーカーで営業として、製品設計から納品までのトータルコーディネートを行っておりました。OEMメーカーを選んだのは、元々興味のあった化粧品業界で、様々なメーカーの商品づくりに携われることに魅力を感じたからです。そこでは、中身(シート)や包装(フィルム・ラベル)、段ボールなどの製品設計から、生産・納品までの一連の流れを管理していました。自分の担当した製品が店頭に並び、実際にお客様が手に取る姿を見たときは大きな達成感がありました。担当製品にはボディシートなど香り付きの商品も多く、その中で当社を知りました。香りには小学生の頃にはすでに興味があり、友人が使っているシャンプーを髪の香りから当てたり、柔軟剤など生活に身近な香りにも敏感だったりと、私にとって香りは昔から身近でとても関心が強い存在でした。
長谷川香料に入社を決めた理由を教えてください。
転職活動でも「化粧品業界に携わりたい」という気持ちは変わらない軸でした。また、前職から一貫して、お客様の「作りたいもの」を叶えたいという思いを強く抱いておりました。その中で、幼いころから興味のあった「香り」に携わることができる当社の求人に巡り合い、強く惹かれました。会社について詳しく調べるうちに、当社が高い開発力・技術力を持ち、多くの製品の香りづくりを支えていることを知り、自身の前職での経験を活かせる環境だと確信し、入社を決めました。


現在どのような仕事をしていますか?
化粧品や日用品などに使用される香料(フレグランス)をお客様に提案しています。お客様が求める香りのイメージや商品コンセプトをヒアリングし、社内をつなぐ架け橋として、調香師と連携しながら最適な香りをつくり上げていくことが主な仕事です。お客様の中には専門知識をお持ちの方もいれば、感性やイメージで想いを語る方もいらっしゃいます。ひとことで「甘い香り」と言われても「花っぽい甘さ」か「フルーツっぽい甘さ」か、その表現方法や言葉選びは、お客様によって大きく異なります。お客様が求めるイメージをいかに的確に解釈し、調香師に伝わる表現へ言語化するかという点には、今でも苦心しています。また、営業にはお客様の要望を漏らさずキャッチし、それを形にする社内の関係者に伝えることで、チームの熱量を高めてプロジェクトを推進する役割もあります。それだけに、お客様の思いを伝える的確な表現方法を追求し、想いを届けていくことに大きなやりがいを感じています。
これまでの仕事の中で、一番印象に残っているエピソードを教えてください。
お客様が求める香りのイメージを形にできた案件です。最初に提案した香料サンプルは、お客様のイメージと一致せず、思うような評価をいただけませんでした。具体的な参考品がない「フリー提案」のテーマだったため、お客様がどのような香りを求めているのか、どの部分に違いを感じたのかを丁寧にヒアリングし、イメージのすり合わせを入念に行いました。その内容を調香師へ具体的に伝えながら改良を進めていき、研究所でアプリケーション (香料を日用品や化粧品に添加して応用・評価するための試作品)にまで落とし込み、実際に使用して香りの広がり方を確かめました。そうして試行錯誤を重ねた結果、最終的にご満足いただけるサンプルを提案することができました。香りは目に見えず、言葉だけでイメージを共有することの難しさを実感する一方で、お客様と調香師をつなぐ営業としての役割を果たせたときは、「この仕事をやっていて本当によかった」と心から実感できる瞬間でした。提案した香料が採用された製品が店頭に並んでいるのを見に行き、心の中で小さくガッツポーズをした瞬間は今でも鮮明に覚えています。

普段、チームの雰囲気や周囲のサポートについてどのように感じていますか?
入社前は専門性の高い業界のため不安もありましたが、入社後は研究所での研修を通して業界や香料に関する専門知識についてしっかりと学ぶことができました。配属後もOJT(職場内訓練)が手厚く、先輩方が丁寧にサポートしてくださるため、未経験でも安心して業務に取り組めています。部内では、柑橘系やスパイス系などの単品原料を嗅ぎ分けるトレーニングがあり、先輩方の多彩な表現方法から学びつつ、自分自身の表現の引き出しを増やす努力を続けています。また、当社の香料が使用されていない市販品を購入して自宅で試し、翌朝メンバー同士で「何が違うのか」「どこが評価されているのか」を議論するなど、日常的に知識を深め合っています。研究員の方々も非常に親身で、分からないことを質問すると、一緒に研究所内に保管している香水や過去の製品を探しに行ってくださるような温かさがあります。また、調香師にお客様との打ち合わせに同行してもらうことで、営業だけでは思いつかないクリエイティブなアイデアや潜在的なニーズを引き出せることもよくあります。営業活動では調香師をはじめとする研究のメンバーや品質保証部など様々な部署と連携する機会がありますが、部署を越えて相談しやすく、円滑に仕事を進められる環境だと感じています。
今後挑戦したいことや、未来の仲間へのメッセージをお願いします。
今後は、お客様から「まずはこの人に相談したい」と思っていただける営業を目指したいと考えています。当社はお客様から「長谷川香料らしい綺麗な香りを作ってくれる」と評価していただく機会が多く、私たちが情熱を注いで提案し、採用された製品が数多く市場に存在しています。社内では過去のロングセラー製品の背景を調べたり、「実はこの製品は先輩や上司が担当していた」といった開発秘話を直接聞いて学ぶ機会も豊富で、学びの種が溢れています。研修では、ヘアケアなどの製品カテゴリーごとのトレンドの変遷や、それに伴う香りの歴史について講義を受け、香料という視点から市場の歩みを知る非常に興味深い経験もしました。現在は、話題の製品や有名な香水など市場の動向にさらにアンテナを広げるとともに、研究所を訪れた際には研究員に「この香りをどう表現するか」を尋ね、自分自身の感性や表現力を日々アップデートしています。お客様から「あの製品の香り」と具体的な名称が出た際、即座に「あの香りですね」と理解できる状態にしておくことで、より深い会話を引き出し、お客様一人ひとりに寄り添った提案ができるよう成長していきたいです。香料業界は専門性が高く、職人気質な方が多いという印象を持たれるかもしれませんが、長谷川香料は部署を問わず社員がとても親身で、すぐに相談に乗って動いてくれる温かさがあります。周囲のサポート体制が非常に充実しているため、未経験の方でも一歩を踏み出しやすい環境です。ぜひ安心して、この温かい世界に飛び込んできてください。一緒に学びながら、成長していける仲間と働けることを楽しみにしています。
Column最高の息抜き・リセット方法

休日は友人と脱出ゲームに参加してリフレッシュしています。制限時間の中で協力しながら謎を解き、試行錯誤を重ねてゴールを目指す時間は、日常とは違う楽しさがあり、仕掛けや謎解きの美しさに魅了されています。一人では思いつかない発想に触れたり、チームで力を合わせてクリアできたときには言葉にできないほどの達成感に包まれます。何かに夢中になって楽しむ時間は、頭をリセットし、気持ちをすっきりと切り替えるのに最適だと感じています。