フレグランス官能評価/生理応答計測AVV®(香りの見える化)香気分析

AIを活用した

創香支援システムの開発

 香料開発では香りの好ましさとともにユーザーのイメージと合致する香りが求められ、調香師は、テーマに応じて好ましさとイメージを両立させた香りを知識と経験に基づいて創香しています。

近年の消費者ニーズの多様化に伴い、様々な視点からの開発アプローチが必要となり、製品開発のより一層のスピードアップが求められています。

 そこで我々は、市販香水の香りに対する感性データや香気分析のデータを解析し、調香師が処方設計を行う創香支援システムの開発の検討を行いました。20~40代の男女を評価者とし、市販香水150品を対象に、香水を嗅いだ時の合致する用語と色の選択(Aroma Rainbow®)と嗜好性に関する感性データを取得しました。さらに香水150品の香気成分の分析を行い、得られた用語、色、嗜好性、香気成分分析の統合解析により、香りの嗜好性に寄与すると予想される香気成分に関する多くの知見を得ました。また取得データを解析に供することで、嗜好性、用語、色、香気成分の関係を複合的に迅速に把握できることから、現在、調香師の創香支援システムに活用されています。

 今後も製品開発の効率化、新しい知見を得るためのデータの利活用に取り組み、AI、DXの活用を推進していきます。


【学会発表】

この研究成果は2022年11月20日に開催された日本官能評価学会2022年大会(オンライン開催)で「市販香水の香りに対する感性データに基づいた創香支援システム構築の検討」の演題で口頭発表を行いました。