ESG投資家の皆さまへ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、お亡くなりになられた方々、ご遺族の皆様には謹んで哀悼の意を表しますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大したことで、社会情勢が激変、社会の価値観と人々のニーズの変化も加速しています。私たちはこの変化に柔軟に適応していく必要があります。

日本国内の香料市場は、少子高齢化により、大幅な成長は見込めませんが、健康志向の高まりにより健康食品や高齢者・医療関係食品向け等の需要が増加していくことが見込まれます。また、世界的には人口の爆発的増加により食品原料が枯渇してきています。天然原料の代替が可能な香料の開発等により、香料需要は拡大していく余地が十分にあると考えています。

例えば、食糧枯渇に対して食肉の代わりに大豆を使う動きがあります。香料を使って、大豆で作った植物肉に牛肉の風味を再現するといった技術は、人々の健康志向への適応であり、また環境への負荷軽減にも貢献します。

このように香料には、SDGsが目指している、社会が抱えている少子高齢化の問題、世界的な食糧原料枯渇の問題等の社会的課題を解消する手段として無限の可能性があります。そこで、社会、生態系、企業等の持続的成長を意味する「サステナビリティ」を、香料を通じて追求すべく、全社的なサステナビリティ推進体制の意思決定機関である「サステナビリティ委員会」を設立しました。

今後は、「サステナビリティ委員会」を中心に、2020年に制定しましたCSR方針で定めた重点領域に留意した経営を展開して参ります。具体的な活動につきましては、サステナビリティレポート2021をご覧下さい。

こうした非財務情報と、公開している財務情報を併せてご覧頂き、当社の活動にご関心を持って頂ければ幸甚です。

取締役兼専務執行役員
サステナビリティ委員会 委員長

中村 稔

中村 稔