営業・研究・マーケティングがシームレスに交わる長谷川香料。異なる背景を持つ3名が語る、強固な連携の形とは。
部署の垣根を超えた対話とリスペクトが、お客様の期待を超える提案を生み出します。

営業部
S.M
フレーバー研究所
C.N
マーケティング部
K.I

専門性を掛け合わせ、想いを「香り」の提案へ昇華する。

私はフレーバーの営業担当として経験が浅い中、日々お客様と向き合っていますが、お二人には助けられてばかりです。研究のC.Nさんは調香師(フレーバリスト)ですが、まさに『プロの職人』。お客様からの例えば「明るい香り」といったご要望も、見事に汲み取って理想のフレーバーに落とし込んでくださいます。そしてマーケティングのK.Iさんは、データとストーリーで提案の説得力を何倍にも引き上げてくれる本当に頼りになる存在です。

そのように言っていただけて嬉しいです!私のような研究員は、どうしても『香りそのもの』に集中しがちです。ですが、マーケティング部が市場トレンドや消費者の動向分析という上流の視点からアイデアの種を蒔いてくださることで、より魅力的な提案の切り口が見えてきます。

C.Nさんがおっしゃる通り、技術とトレンドの掛け合わせは非常に重要です。研究部門から「こんな香りができた」と共有された時、それを市場でどうアピールできるかを考えるのは、マーケターとして最高に面白い瞬間ですね。

私も、お二人が作ってくださる「ストーリーのある提案」を初めて手にした時は本当に感動しました。ただ香料サンプルをお届けするのとは、提案としての説得力が全く違うんですよね。一方で、お客様が言葉にしきれない細かなニュアンスを研究のC.Nさんに翻訳して伝える役割も、営業としての大切な調整力だと実感しています。

私は研究員を長く経験した後にマーケティング部に異動したのですが、両方の視点から見ても、当社の連携の深さは大きな強みになっていると感じています。営業の方々は日々、異なる背景を持つ多くの案件を並行してタスク管理されており、柔軟かつ迅速に対応されていて頼もしいです。だからこそ、マーケティング部としては、営業の方々の負担を減らしつつ、お客様の心に刺さる提案資料や根拠となるストーリーを提供したいと考えています。単にデータを調べるだけでなく、研究部門が創り出す『香り』という付加価値に、どうやってスポットライトを当てるか、事前に関係部署と相談しながら形にすることを心がけています。元研究員だからこそ、技術の価値を最大限に伝える架け橋になりたいと思っています。

部門を超えた対話が生む、強固な一体感と独自の強み。

実は、以前は自分の存在意義に悩んでいた時期がありました。お客様に言われた香料サンプルを持っていくだけの『伝書鳩』のような営業になってしまっているのではないか、と。でも、お二人と密に相談しながら、トレンドデータに裏付けられた背景や、研究の想いを込めた+αの提案を行うようにしたところ、お客様の反応が劇的に変わったんです。ただサンプルを提案するのではない、お客様のブランドに寄り添ったストーリーを語ることで、営業としての介在価値を実感できるようになりました。

そのように社内で深掘りの機会を設けてくれるのは、研究側にとっても本当にありがたいんです。過去の経験から「こういうことかな」と推測はできても、お客様のブランドイメージや本当の狙いは、営業の方々が現場の対話の中で引き出してくれないと見えてきません。

営業がお客様のリアルな反応や温度感を持ち帰り、それを研究やマーケにすばやく共有してくれることで、次の開発や提案資料がさらに研ぎ澄まされていきますよね。

本当にお互いの専門性を持ち寄ることで、初めて期待を超える提案が形になります。関わる部署が増えると足並みを揃える難しさはありますが、当社の場合はお互いの意見を尊重し合う風土があるので、各々のプロ意識が掛け合わさることで生まれる相乗効果は、非常に大きいですね。

まさにそこが当社の強みですよね。私たちの提案資料は、マーケティングのデータ、研究の技術、そして営業がキャッチしたお客様のニーズが統合され、『ひとつのストーリー』として作り込まれており、一体感のある提案をすることができます。何より日常から部署の垣根を超えて、細かいことでも気兼ねなくすり合わせながら団結して提案を創り上げていく。この連携そのものが大きな武器だと実感しています。

日常の雑談から未来へ繋ぐ、終わりのないコラボレーション。

今後はさらに、この連携を日常的なレベルで高めていきたいと考えています。研究所では日々さまざまな新商品の試食やディスカッションを行っており、ここにお二人にも、これまで以上に気軽に立ち寄っていただきたいと思っています。研究員が香りをどう表現し、評価しているかに日常的に触れてもらうことで、お客様への提案時の語彙や引き出しがさらに豊かになるはずです。

それは素晴らしいアイデアですね!事前の共通認識や『言葉の定義』、最新トレンドの背景を日常から共有できていれば、いざ具体的な案件が来たときのスピード感とクオリティはさらに高まります。マーケティング部としても、購買データやSNSのトレンドだけでなく、研究所の最新技術や新しい発想を、営業の方々やお客様へもっと積極的に発信していきたいです。お互いの『引き出し』を日常から増やしておくことが、提案力の底上げに直結すると思います。

正直なところ、営業一人では提案できる選択肢に限界があります。ですが、研究やマーケティングの皆さんが常に心強い存在として支えてくださる安心感があるからこそ、一歩踏み込んだ提案に挑戦できます。発売されたお客様の商品を店頭で見かけたときの達成感は、何物にも代えがたいです。お二人が「また一緒に営業したい」と思えるような、頼もしい営業に成長できるよう、これからも挑戦し続けます。

こちらこそ、一緒に新しい香りの未来を創っていきましょう。私たち調香師も、個人の研究テーマとして中長期的な開発を日々行っています。そうした研究のシーズ(種)と、営業・マーケが掴む市場ニーズが日常的な雑談の中から噛み合う瞬間が今からとても楽しみです。

多様なバックグラウンドを持つプロが集まり、お互いをリスペクトしながら一つのゴールを目指す。このチームワークがある限り、私たちのコラボレーションに限界はありません。強みを掛け合わせることで、お客様、そしてその先にいる消費者の皆様に『あっと驚くような香り』を届けていきましょう!