フレーバー官能評価/生理応答計測香気分析

柑橘類、ハーブ類の

フレッシュ感に寄与する

重要香気成分の発見

ライムを搾汁する際に強く漂う含硫化合物由来と思われるフレッシュなバジルリーフ様の香気を私達は官能的に把握していましたが、その香気本体を特定することは長らくできていませんでした。このような香気成分は高揮発性化合物であることが多く、その存在の儚さから分析が困難なためです。しかしながら、様々な分析手法や蓄積された知見を組み合わせることでその不明であった香気本体を2-methyl-3-butene-2-thiolであると特定することができました。この発見以降はグリーンレモン、イエローレモン、キーライム、バジルリーフ、ビール及びコーヒーといった様々な分析試料から本化合物の存在が同定もしくは推定されてきています。本化合物を活用することで既存技術では困難であった食品素材のフレッシュ感を増強することが可能となりました。

そこで弊社では、本化合物をバジルチオール®と名づけました。(商標登録済)

この研究成果は2018年8月22日~24日に開催された第65回日本食品科学工学会(会場:東北大学/ 仙台)、10月13日~15日に開催された第62回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(会場:長崎大学/長崎)、11月9日~11日に開催された第33回日本香辛料研究会(会場:味の素株式会社/ 川崎)で口頭発表しました。