食経験に基づいた基材とフレーバーの相性評価
第30回日本香辛料研究会(2015年12月11~12日、京都)において、「グレープフルーツフレーバーはクアシン苦味を含む糖酸味と調和し唾液腺血流応答を増強する」の演題で口頭発表を行いました。単独摂取では忌避反応を引き起こしますが、微量な添加で嗜好性を高める重要なアクセント成分となり得る苦味に着目し、頭部血流計測装置NIRSにより、苦味を含む基材と相性がよく調和するフレーバーを評価できることを示す結果を得ました。なお、本件は日本味と匂学会第49回大会(2015年9月24~26日、岐阜)にてポスター発表も行っております。